みやぎ移住ガイド

地域に馴染めた理由は『強い想い』/竹田祐博さん

宮城県の南部に位置する白石市で、地域おこし協力隊として働きながら陶芸家としても活躍している竹田さんは、大阪、仙台、そして白石市へと移住された経歴を持っています。白石市に移住したのは、陶芸家としての道を進むため。そして、陶芸家の夢を追う自身を奮い立たせるために、地域おこし協力隊としても働かれています。夢に向いながら地域のために全力で進み続ける竹田さんに、地域おこし協力隊の仕事や、移住後の暮らしの様子などを伺いました。




陶芸家を目指し、白石市へ


移住前から陶芸家になることを目指していた竹田さん。当時は陶芸家を目指す傍ら、家具メーカーに勤められていました。ある日、「蔵王にアトリエがあるから使わないか」という誘いがあったことをきっかけに、蔵王のアトリエの通勤圏内である白石市に移住を決めたそうです。ただ、そこで1つ問題が。それは、陶芸家を目指しながら兼業できるお仕事を探さなければいけないということ。色々な仕事を探した末に辿り着いたのが、『地域おこし協力隊』でした。「これなら陶芸家と兼業できるし、3年という任期が決まっているから、お尻に火がつく感覚で、任期中はメリハリを持って仕事ができそうだと思い、決めました。」と話します。




地域に馴染めた理由は『強い想い』


竹田さんの地域おこし協力隊としてのミッションは、白石産ササニシキというお米の販路拡大やブランド化です。日本酒の原料とすることを提案したり、時には高校生とササニシキを使ったイベントを開催したりと、精力的に活躍されています。ササニシキの日本酒は、発売して1ヶ月半で2000本を完売したそうです。
「農業分野は未経験でしたが、真剣に打ち込むからこそ、信頼できる仲間が増えていったと思います。新しい土地に馴染むのは正直大変です。地域に馴染めずにいる協力隊を何人も見てきました。『地域から求められること』『自分ができる』『自分がしたいこと』を洗い出し、地域の方と話し合いを続け、向き合うことが、地域おこしには大事です。」と話します。




やりがいは、右肩上がり!!


「サラリーマンの時は、会社という狭い視野の中で生きていたと思います。それが今の仕事では、『白石を元気にする』をモットーに、地域の方と話し合いながら、地域の為、陶芸家になる為頑張っています。収入は右肩下がりですが、やりがいは右肩上がりです(笑)」
また、人との繋がりの広さや深さも、サラリーマンの頃とは全く違うとのこと。今では地域おこし協力隊という仕事を通して新しい人に出会え、繋がれる。それもまた、移住してよかったことの1つだそうです。「中には販売イベントで出会った海外のお客様と、お互いのSNSをフォローし合う関係になったこともありました。」と笑顔で教えてくれました。




竹田さんから見る、白石のいいところ


「白石市のいいところは、市内でも豊かな自然を感じられることです。市内を水路が巡り、水のせせらぎの音が自然と聞こえてくるんですよね。都会では水辺は減っていますよね?日常に自然が身近にあることが白石のいいところだと思います。」
取材中、通りすがりの車から『竹田さん!』と声がかかります。地域おこし協力隊のイベントで、一緒に活動した高校の先生だと教えてくれました。「すれ違えば、みんな必ず声を掛けてくれるんです。ちょっとしたことだけど、嬉しいですよね。3年間、地元の方と真剣に向き合ってきた証だと思います。」と話してくれました。美しい自然だけじゃなく、温かな人々もまたこの街の魅力です。




白石城を起点とした、交流の場を生み出したい


白石市の地域おこし協力隊退任後、宮城県の地域おこし協力隊として新たに着任し、より広域的な地域おこし活動「農山魚村交流拡大プラットフォーム」事業にも携わります。
また、2021年4月には、白石城の麓に陶芸ギャラリーをオープンされました。「年間9万人の方が訪れる白石城ですが、楽しむ所が少ないのが現状です。僕のような作家が周辺の空き家を活用し、販売や体験を提供することで、にぎわいの場を作れたらおもしろいと考えています。その為に自らがまずモデルケースにならないと。今は、ササニシキの日本酒づくりのご縁から、地元の酒蔵である蔵王酒造のお酒と、自分の作品のコラボという新たな取り組みを進めています。こうした取り組みを通じて白石市に興味を持つ人がどんどん増えてほしいです。」と、熱い想いを笑顔で教えてくれました。




インタビューした人:竹田祐博さん

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