宮城の「海」で勝負する/風間亮佑さん

宮城県へ…はじめの一歩


宮城県で就漁

地元愛知県で大学生活最終学年を迎えようとしていた春、東日本大震災が発生。
正義感なんて格好良いものではなく、「いってみるか」というくらいの気持ちで被災地へ向かいました。半年も経たない現地では、泥かきなど体力の必要とされる作業が続き、次第に「俺にもできることがあるかもしれない」、と感じ始めました。
そして二度目に訪れた被災地で、時間の経過と共にボランティア内容が変わっていくことを実感していたときに、海苔漁・加工業の再開に奮起する社長さんに出会いました。地元で就職活動を終え、内定をもらうと卒業まで再び宮城へ。徐々につながりが欲しいと感じるようになり、無給で海苔漁・加工の仕事を手伝いました。
地元へ戻り、運送会社での社会人生活がスタートしたものの、どこか海苔漁へ後髪を引かれる思いがありました。そして、宮城の「海」にビジネスチャンスがあると見込んで、勝負をかけたのです。


海の男の日々


海苔漁でお世話になっていた社長さんのところで居候させてもらいながら、宮城での生活が始まりました。正直、漁師はとてもハードな仕事です。天候に左右されるのはもちろん、四季を通じて仕事量も収入も変わります。このエリアでは海苔、牡蠣、ワカメ、秋刀魚など、それぞれの最盛期を互いに手伝うかたちで人手不足と収入面を補っています。
漁師としての腕を磨きながら、宮城の地にも溶け込んできた頃、夢見てきた「独立」を果たし、水産加工販売業の『風間水産』として新たなスタートを切り出しました。

うに


移住先で起業した先駆者として


自身が移住者であり、移住先で起業した今では移住者を受け入れる側でもあるので、今後の宮城県の漁業・水産加工業についても多方面から考えています。移住者が入りやすい制度を整えていく必要性も感じます。漁業には、興味・関心はもちろん、なにごとにも折れない心と無尽蔵な体力を持つ人材が必要とされます。さらには制度作りや情報発信など漁業に新しい風を吹き込む能力を持った方に来てもらえるとありがたく、さらなる発展につながるだろうと、仲間内でも話しています。厳しい自然環境と向き合いながら、「宮城県ならではの仕事」の代表ともいえる漁業・水産加工業に誇りをもって取り組んでいます。

インタビューした人:風間亮佑さん/風間水産 ホームページ
category: 移住者インタビュー   theme: 働く 石巻市

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