<町の移住担当者に聞く>誠実に思いやりをもって、新事業にもチャレンジ!/栗原市 高橋千穂さん

市外へも市内へも目を向けた移住政策



栗原市

宮城県内でもっとも面積の広い栗原市は、市内全域が「栗駒山麓ジオパーク」でもあり、自然環境の素晴らしさは言うまでもありません。東北新幹線「くりこま高原駅」から、仙台まで約20分、東京までも約2時間。自然環境だけでなく利便性にも優れています。移住担当者となれば、他県へいかにPRできるかが勝負で、そちらに力を注ぐ場合が多いでしょう。

ところが、高橋千穂さんの口からは思わぬ言葉が出たのです。「まずは、住んでいる人がずっと住み続けたいと思うようなまちづくり、外へ出た方が戻ってきたいと思えるようなまちづくりを目指し、その先に他県から移り住む方々が増えていけば…と思っています。」人口を減らさない工夫、外の方が入りやすいイメージ作りなど、受け皿である地域住民の暮らしにも気を配っているのです。全国的に移住定住がさかんになってきた近頃では、「移り住んでみたら違った…」と戻られるケースも時折あると耳にします。高橋さんの「移り住む人への補助はあっても、住んでいる人への補助がない、なんておかしいでしょう。」という言葉に、誠実で思いやりのある仕事ぶりがうかがえます。



「Kurihara-City」を語りたい


高橋さんは栗原市に生まれ育ち、栗原市役所に勤めて1年後、東京赴任となり上京。翌年にはオーストラリア・シドニーへ赴任し、2年間の海外生活を経てふたたび栗原市へ戻りました。シドニーでは、全国各地から同様に派遣された仲間とともに奮闘。日本を、宮城県を、栗原市を外から見つめることになりました。そんな中、自分の町を紹介するときに思わぬ苦労を味わいました。

栗原市移住

東京や京都から赴任した仲間たちは、日本を代表する伝統もスポットも多く、相手に伝わりやすいのに……高橋さんは「宮城県栗原市」を紹介しようにも伝わりやすい「なにか」がないことに気づきました。「我が街『栗原市』を世界の人々に自分の言葉で語りたい」と思ったのです。そして、帰国して7年、現在は移住担当者として情報発信にも力を注ぎ、栗原市移住定住ガイドブック「くりはら田舎暮らし」が完成しました。
(ガイドブックは「栗原市移住定住サイト」からもご覧いただけます。)

宮城県初!移住生活をお試しできる!?


今年はさらに宮城県初の「栗原市移住生活体験事業」が動き出しています。移住を検討している方・その家族が3〜10日間栗原市で生活することができます。市が準備した一軒家には生活道具の一式が揃い(一部持参)、体験期間中には地元の方々との交流をセッティングしてもらえるので、移住者や地域の方々の生の声を聞くこともできます。通算4回まで体験できるので、四季の暮らしを味わうことで、より具体的な移住生活をイメージできそうです。もうひとつ新しい試みとして、現在「地域おこし協力隊(移住定住推進業務担当)」の採用を計画しています。つまり、移り住んだひとが移住を検討している方の支援をするのです。

今後、さらに充実したサポート体制が実現しそうです。「市の制度がぴったりくる人・こない人、それぞれだと思います。だからこそ思いを声に出してほしい。栗原市での暮らしに思いのある人には、より適切な支援ができますから。」高橋さんの話によれば、移住先でやりたいことが決まっているひとは割とスムーズに準備が整い、移住先での生活も満足度が高いようです。移住を視野に入れつつも、はっきりとしたやりたいことがイメージできていない方は、ぜひとも「移住生活体験事業」を活用してみてはいかがでしょうか?実際に数日間暮らしてみることで、「ここでやってみたいこと」が見つかるかもしれません。

栗阿原氏


category: 移住ことはじめ   theme: 栗原市

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