当社はプラント設備の製造、いわゆる製缶業を生業としている会社です。幼い頃の工作の時間、ハサミでボール紙を切り、ノリで部品を張り付ける。想像していたものが、徐々に出来上がっていく」ワクワクした気持ち。完成した時の達成感と充実感。今、ハサミをシャーリングに、ノリを溶接に持ち替え、あの時と同じ気持ちで、ものづくりに励んでいます。楽しみながら、ものづくりにこだわり、溶接一筋。宮富士工業はそんな会社です。
溶接構造をはじめとする各種製缶工事、各種溶接、ねじ込み配管工事を行っています。当社では、溶接技術の向上を目的として、JIS検定試験、一級技能士試験に取り組んでいますが、もう一つ技術向上の為に欠かせないものとして、溶接技術競技大会への出場があります。もちろん、出場するだけでは目的は果たせません。より良い成績、優勝を目指すべく社員同士が切磋琢磨し、仕事の合間には練習に励んでいます。社員同士が競い合い、また教え合う、そして競技会場で他作品から刺激を受ける。そのような環境の中に身を置くことで、日々進化し続ける事が出来ると考えています。自分の腕が試される。溶接技術競技大会は私たちにとって、技術向上には打って付けの場所です。私たちはこれからも挑戦し続けていきます。
若年技能者人材育成支援等事業(ものづくりマイスター制度)とは、厚生労働省の政策の一つで、「ものづくりに関して優れた技能、経験を有する方を【ものづくりマイスター】として認定・登録し、これら【ものづくりマイスター】が技能競技大会の競技課題などを活用し、中小企業や学校などで若年技能者への実践的な実技指導を行い、効果的な技能の継承や後継者の育成を行うものです。」とされています。当社では国家検定制度でもある【技能士】の育成に取り組んでおり、【一級技能士】に合格し、上記の制度に認定された2名の社員及び卓越した技能者(現代の名工)として表彰された当社社長が、県内の工業高等学校、技術専門校において若年技能者人材育成支援として、効果的な技能の継承や後継者の育成を行っています。
当社の全国大会出場者は佐藤社員で累計6名となりました。中でも彼は最年少27歳での出場でした。商業高校卒の佐藤社員は手に技術を身につけたいと県技術専門校金属加工科に進学、一年間学んだ後の2011年6月に当社の社員となりました。入社後は、臆することなく先輩社員から指導を受け、その技術力をめきめきと上げていきわずか入社3年で2位となりました。それからは県代表になれなかった悔しさをバネに腕を鍛えなんと入社から7年で全国大会に辿り着きました。当社では、経験者でなくともモノづくりに情熱を注ぎ努力する人なら入社可能です。また、入社後は腕を磨く環境とチャンスを与えています。ぜひ、宮城に住んで私達の仲閒になりませんか!
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